夫に子育てを「手伝って」もらわない~夫婦の子育てについて
イチコを妊娠中、学生時代の友人とご飯を食べに行った。
彼女はすでに第一子を出産し、そろそろ1年が経とうとしていた。
旦那様は、夜勤もあり、必要があれば休みにも出勤するような超多忙な方。
それでも、子供をあやしたりお風呂に入れたりと、時間があるときには我が子を可愛がっているそう。
その微笑ましい話を聞いて、私がぽつり、
「いいねえ。私も、夫に育児しっかり手伝ってもらおう」
と言うと
友人「イチコママ、違う違う(^o^)
育児は手伝ってもらうんじゃなくて、2人でやるんだよ」
と返事が。
なるほど、私自身、退職が決まっていたので、家事・育児は自分の担当だ、なんて思い込んでいたが(養ってもらう申し訳なさから、「思うべき」だと感じていたのかもしれない)、子供を育てるのは2人なのだ。
どちらにせよ、育児にかける時間は私(妻)の方が長く、主人は休日に集中して子供を見ることになるが、
夫に育児を「手伝ってもらう」というスタンスでいると、
夫には入れない「育児領域」が出現してしまうのではないか。
夫には決して主として関われない育児の領域。
妻の確認を取りながら、ご意見を聞きながら、参加する育児。
「育児の主導は妻、夫は教えられる立場」という役割ができると、妻は「こんなこともできないの~」なんて思っちゃうかもしれないし、夫だって面白くはないだろう。
そこで、私が、「夫婦の子育て」で意識しているのは
①子供は2人で育てる
②共有する
③妻、もしくは夫のどちらかに万が一のことがあっても、1人で面倒が見られる状態にする
ということ。(ちなみに夫には話していない)
具体的にどのようなことをしていたかというと・・・
1.初めてのことは2人でやる
離乳食や、外出、買った服を初めて着る時などは、主人が休みの日にしていた。
これを実行している家庭は多いかもしれない。
2.本、テレビ、子育てサロンなどで得た情報を伝える
「だから、こういう方法にするから」ではなく、「こういう理由でこんな方法が勧められているらしいから、こうしようと思うんだけどどう?」と意見を求める。夫から、客観的な意見が出たりして、2人にあった方法を思いついたりするから面白い。
3.その日の情報を伝える、写真を送りまくる
夫は、イチコが寝た後に帰ってくるので、その日に大きな変わりがなくても伝える。土日の育児参加もスムーズだと思う。
4.カレンダーへの書き込み、イチコの経過表、
1日スケジュール作成
まず、家族のカレンダーに、子育てサロンの参加日や予防接種などの予定を書き込み、日頃から目に入るようにする。
イチコの経過表には、簡単なカレンダーを作り、その日食べたもの、排便があったかを記入。(書き込むのが苦痛にならない程度の情報)
1日のスケジュールは、3か月ごとくら更新。何時に起きて、着替えさせて、いつ昼寝をしているのか。離乳食の時間や、食材の解凍方法などを記載。就寝までの流れと、必要なお世話を書く。
5.あえて手を出さない
「外出の準備」「お風呂」「離乳食をあげる」など、主人に事前に「私がご飯作っている間に、これしといてくれない?」と声をかける。
たとえば、離乳食をあげることに関しては、「スプーンで食事を口に運ぶ」だけでは無い。手を洗って、子供を座らせて、エプロンをかけて、食材を皿にもって、食べた後には皿洗い、イチコについた汚れを拭いて、エプロンを洗って、口の中をガーゼで拭いて・・・と、その前後には沢山のお世話がある。
最初のころは、準備・片付けは私がし、メインだけをお願いしていたのだが、そこだけで「俺はイクメンだ!!」的な自信を持ち始めたので、「ちょい待て、それが育児のすべてではない」と前後もやってもらうことにした。
外出時にも、夫はギリギリまでゲーム、私は家事にイチコのミルクに、おむつ交換に、着替えに・・・とやっていたので、一度夫にイチコのお出かけ準備をすべてお願いしたところ、予定時刻になってゲームをセーブし「何すればいいんだっけ?」と言ってきた(生後5か月たってるのに)。
それからは、一度お願いしたら、向こうから聞かれるまで口も手も出さずに任せている。(もちろん私はほかの家事をしている)今は、イチコのお世話は聞かずにスムーズにこなしている。
こちらが良かれと思ってやればやるほど、夫の育児の機会を逃していたんだと反省。
6.初めては「ぱぱ」
初めて話す言葉はパパにしてほしいな、と思い、日頃からパパと話しかけてると、ついに!生後7か月1週間で「ぱぱぱぱぱ」と言葉を発するようになりました!!これには主人もメロメロ。「次はママって呼ぶんだよ~」と、主人はわたしのことを呼ばせようと声かけてくれてて、これもうれしい!
7.外では夫に敬意を示す
古風な考え方かもしれないが、「主人を立てる」と言った方が分かりやすいかも。「何もしてくれないんですよ」「子供のことは主人よりも私が見てるんです」ではなくて、「仕事で疲れているのに協力してくれます」「イチコはパパが大好きなんです」と伝える。嘘ではなく、ポジティブな部分を周囲に伝えるようにしている。
喧嘩も多いけど、話し合いながら、修正しながら、夫婦の子育てをできたらいいな、と思っています