ヘソに悩まされるの巻
3か月前になるが
私はイチコを出産し、1週間後に母子ともに退院となった。
臍の緒(臍帯)はまだ取れていないため、自宅では沐浴の後に消毒処置を行っていた。
退院一週間後に、臍の緒がポロリととれた。
と、思ったが、黒い部分が少し皮膚にくっついて残っている。かさぶたみたいな感じ。黄色い浸出液も少しずつではあるが、出ている。
と助産師さんからアドバイスを受けていた私は、2日後にイチコをつれて小児科を受診した。(受診まではこれまでと同じように処置し、清潔なガーゼで保護していた。いつもより頻繁に体温も測っていた)
小児科では医師がチョイチョイ、と臍を触ると、かさぶたみたいな臍帯はポロリと取れてしまった。一安心して帰る。
はてさて、一か月検診を迎え、医師にイチコのお腹を診てもらうと、
「臍ヘルニアですね」
と。
確かに、イチコのおへそは、臍帯が取れてから徐々に4㎝くらい盛り上がり、触ると腸が動いているのが分かる。ガスが入っている感触もする。押すと凹むが、すぐに戻る。赤ちゃんがリキんでいると、凹ますのすら困難である。
赤ちゃんは筋肉が発達していないため、腸が飛び出てしまいやすいらしいのだ。
初めての赤ちゃんだったので、「赤ちゃんてこんなもんか」と思っていたのだ。
新米ママトラップである。
大体の赤ちゃんは首が座ったりハイハイしたり、筋肉がついてくると引っ込むらしい。
「1年様子を見ましょう。それでも出べそのままだったら見た目が気になるから手術をする方もいらっしゃいます。」
とのことだが、医師によってはガーゼやテープ(医療用)や絆創膏などで、おへそを抑えて固定するように、と指導するみたいだが、それも医師個人の考え方によるらしい。
ネットで調べると、テープなどで抑えるのは、おへそを凹みやすくする目的、というよりは、
出べそが治った際に、数か月伸びていた皮膚がたるんでしまうため、それを予防するためらしい。
私のかかった医師は、「でもテープかぶれになりやすいし、抑えなくても良いかとは思いますが・・・」
という意見だったので、私も処置はせず見守ることにした。
生後4か月になろうとしているイチコ、いまではおへそはしぼんで
まるで、梅干し状態である。